葉月さん の日記
| 06月 11日 23:49 | 夢に沈む・7話(後編) |
|
「……俺を…殺すのか…?」 「捕虜は殺さねぇよ」 「殺さない…?何で…」 「…好きで人殺ししてる訳じゃねぇんだよ、俺も」 男の衣服を握る己の手に、暖かい手が重なる。 生きている、確かな温もり。 この男も、この世界に狂わされて。それでも生きて。人間として。 人を殺す事を嫌悪してる。 それだけが、救いだった。そう思えた。 重ねられた手を強く強く握り返した。 「…俺は阿近。少将だ。ここの指揮を執ってる。お前の名は?」 「………修、兵…」 「…そうか。修兵、怪我が治るまではこの部屋に居るといい」 「、は?」 さっきまで自分の中に広がっていた温かい感触はどこかにいってしまった。 それ程に今名乗った阿近とかいう奴の突然の言葉に驚いた。 思わず間抜けな声を上げる。 眉の無い無表情を、意味が分からないという意味を込めて見上げると、 「この部屋はこの要塞の中じゃ一番安全だし、何より…」 俺がお前の事を気に入った。 更に不可解な言葉が降り注いできた。 気に入った。 そう言った阿近の顔は、どこか楽しそうで。 もはや阿近の言葉が理解不能の俺は益々混乱したのだった。 ・・・ ここまでしか考えてません^^; 完全ノープラン! でもラストだけは考えてあって、ここでばらすのもアレですが死ネタですすみません。 でもハピエンで終わらせたくなったらそれでいくかも知れない… |
|


